宮阪担当講座 《経済学》のページ
(月曜日−2)
このページは2004年度、宮阪雅幸が中央学院大学にて担当している「経済学」(月曜日2時限)の講座専用ページです。
1.本年度「経済学」の講座内容
本講座は1年間の講義を通じて受講生に現代経済学の基本的な理論を修得してもらうこと、およびこれによって経済学的なものの見方、考え方を身につけてもらうことを主な目的にしています。
【前期(春セメスター)の講義内容】
前期ではミクロ経済学といわれる分野の基礎理論を講義しています。ミクロという言葉は様々な経済現象を各経済の活動主体について個別に分析することを意味しています。例えば、生産という経済活動を議論するときに各企業の行動に焦点を当てて分析する。または消費という経済活動については各消費者の行動に分析の焦点を当てるということになります。
主な講義日程
1.経済学とは
2.消費者行動の理論
3.生産者行動の理論
4.市場と均衡
【後期(秋セメスター)の講義内容】
後期ではマクロ経済学といわれる分野の基礎理論を講義します.マクロ経済学は,経済現象を一定の集計化された単位で分析しようとするものです.通常は一つの国を分析の1単位と見なします.例えば生産について考えると一国の生産水準(すなわちGNPまたはGDP)がどのようにして決まるのか,一国の消費水準がどのようにして決まるのか,という問題について考えます.
主な講義日程
1.国民経済計算 −GNP,GDPとは−
2.国民所得の三面等価
3.国民所得の決定
4.乗数理論
5.投資水準の決定
6.財政政策と金融政策
2.2003年度・経済学テキスト・参考書紹介
テキスト
宮阪雅幸『数式で学ぶ経済学』税務経理協会 2003年
参考書一覧
1.ミクロ経済学とマクロ経済学の双方が含まれている。
(1)伊藤元重『入門 経済学(第2版)』日本評論社 2001年
(2)猪木武徳 他編『入門 経済学』有斐閣 1990年
(3)石橋、関谷『入門 経済学』東京教科書出版 1993年
(4)西村和雄『経済学ゼミナール』 実教出版 1990年
2.ミクロ経済学の入門書
(1)仙波憲一『市場経済の理論とその応用』CAP出版 2001年
(2)西村和雄『ミクロ経済学入門』第2版 岩波書店 1995年
(3)倉沢資成『入門 価格理論』第2版 日本評論社 1988年
(4)伊藤元重『ミクロ経済学』日本評論社 1992年
(5)岩田規久男『ゼミナールミクロ経済学入門』日本経済新聞社 1993年
(6)J.E.スティグリッツ『ミクロ経済学』東洋経済 1994年
(7)D.サルバトーレ『入門・ミクロ経済学』CAP出版 1997年
3.マクロ経済学の入門書
(1)中谷巌『入門 マクロ経済学』第4版 日本評論社 2000年
(2)佐藤和夫『マクロ経済学専科』 日本評論社 1992年
(4)森田行夫 他『マクロ経済学』 増補版 多賀出版 1995年
(5) J.E.スティグリッツ『マクロ経済学』東洋経済 1995年
(6)E.デューリョ『入門・マクロ経済学』CAP出版 1997年
(7)伊藤元重『マクロ経済学』日本評論社 2002年
4.経済数学の入門書
(1)E.ドウリング『入門経済数学』上、下 CAP出版 1995年
(2)三土修平『初歩からの経済数学』第2版 日本評論社 1995年
(3)西村和雄『経済数学早わかり』 日本評論社 1982年
(4)岡部恒治『経済数学入門』 新世社 1998年
ここに紹介した本はすべて本学の図書館に所蔵されています。図書館を有効に利用しましょう。